パートでも正社員でも、求人に応募する際には履歴書が欠かせません。
学歴や職歴、長所などがまとめられた履歴書は採用基準の1つになります。
せっかく求人に応募するなら、自分の長所をしっかり知ってもらいたいですよね。
子持ち主婦の就職・転職活動はただでさえ大変。
少しでも採用の可能性を高められるよう、完璧な履歴書を書き上げましょう!
- 履歴書の書き方
- 志望動機のアピールポイント
まずは履歴書の基本をチェック!
最近はWEBでダウンロードしたり、パソコンで入力・印刷したりする方法も一般的になっています。
履歴書を書く上で気をつけるポイントは全国共通。
基本を無視すると非常識だと判断されることもあるため注意が必要です。
●消えないボールペンで記入する
必ず黒のボールペンを使用し、書き損じた場合は一から書き直しましょう。
また字が汚いとそれだけで印象は悪くなるため、丁寧に書くことを意識してください。
×NG:鉛筆や消えるボールペンでの記入はやめよう。
●年号は統一する
生年月日や学歴・職歴の年号は統一します。
例)平成3年/西暦1991年など
●住所は都道府県名から正式に書く
住所と同じ地域にある企業を志望する場合であっても、記入する住所は必ず都道府県名から始め、アパート名や部屋番号までしっかり書きます。
●日付は提出日(郵送なら投函日)
履歴書の上部には日付欄がありますが、基本は提出日(面接日)を記入します。
書類を郵送する場合はポストへ投函する日付を記入してください。
●規定サイズの証明写真を貼る
履歴書に貼る証明写真は基本的に縦4cm×横3cmです。
過去3ヶ月以内に撮影した写真を使用し、写真の裏には氏名・撮影日を記入しましょう。
写真の印象も大切なので、好印象を心がけて撮影してください。
志望動機はより具体的に・丁寧に
字の丁寧さや学歴・職歴はもちろんですが、履歴書でしっかりアピールすべきは志望動機(自己PR)だと言えます。
なぜその企業を志望したのか
採用されればどう貢献できるか
働きたいという熱意を具体的に伝えられる項目が志望動機です。
パート・アルバイト、そして正社員・契約社員に適したアピール文の例を見てみましょう。
パートやアルバイトの志望動機例
パート・アルバイトの志望動機は「自宅から近い」や「同業他社での勤務経験がある」などでOK。
志望動機欄が小さめのパート・アルバイト用履歴書を使用するのも悪くありません。
とはいえ簡単にまとめすぎると内容が薄くなるため、より具体的な志望動機になるよう工夫することが大切です。
例1)飲食店で2年間ホールスタッフとして働いた経験から、接客のやりがいや面白さを実感しました。御社を月に数回利用する機会があり、温かい接客や居心地の良さに惹かれておりました。子どもを保育園に預けられるようになったため、自宅から近く通いやすい御社を志望いたしました。過去の経験を活かして丁寧・親切な接客を心がけたいと考えております。
例2)以前は医療事務をしておりましたが、育児に専念するため退社いたしました。子どもが2歳になり保育園に通い始めたため、扶養内で働ける職場を探していたところ、御社の求人を拝見しました。一般事務の経験はありませんが、電話対応や書類作成には慣れているため、前職で培ったスキルを活かせると考えております。
正社員や契約社員の志望動機例
正社員や契約社員の場合、注目されるのは以下のポイントです。
数ある企業のなかで「うちの会社」を志望した理由
スキルや能力をどの分野でどう活かせるか
事前に企業についてよく調べ、他社との違いや魅力について述べられるようにしておくといいでしょう。
未経験の職種であっても能力があることをアピールできればチャンスはあります。
例1)化粧品販売員の求人を探していたところ、貴社の求人を拝見してすぐに応募させていただきました。ダイエットジムで3年間アルバイトをしていた経験から、お客様の美をサポートすることにやりがいを感じ、以前から化粧品を扱う仕事に興味がありました。貴社の商品は普段から使用しており、自身が感じた魅力やメリットをお客様にもしっかり伝えられると考えております。未経験の職種ではありますが、前職で身についた接客やコミュニケーション能力には自信があります。
例2)アルバイトからの社員登用制度や、インセンティブ制度など、実力を評価していただける環境が整った御社に興味を持ちました。不動産賃貸仲介の営業経験を活かせると感じたことに加え、女性が活躍している職場であることを御社のホームページで拝見し、志望いたしました。育児のため2年間のブランクがありますが、基本的な知識やスキルは身についているため、即戦力として貢献できると考えております。
職歴が多い・ブランクが長いと採用率が下がる?
職歴が多い場合、勤務年数によっては「すぐ辞めてしまうのでは?」と憂慮されてしまうことがあります。
しかし履歴書に退職理由を詳しく書く必要はなし。
志望した職種に近い職歴のみを記入する方法もありますが、そうすると空白期間が目立ってしまうため、可能な限り正確な職歴を記入するようにしましょう。
職歴の多さは経験が豊かだと判断されることもあります。
あまりにも職を転々としているとマイナスな印象になるものの、その経験をどう活かせるか志望動機で述べられるといいでしょう。
アルバイト・パートであっても職務経歴書が必要なケースがあります。
ブランクがあっても事実を記入することが大切です。
退職の理由やブランクの理由は面接時でしっかり答えられるようにしておきましょう。
本人希望欄に書くべき内容とは
本人希望欄には、基本的に出勤日数や勤務時間に関する希望を記入します。
理由を添えるとより丁寧な印象になります。
・子どもの保育園が土日・祝日休園のため、平日のみの出勤を希望します
・扶養内での勤務を希望するため、週4日/1日6時間の勤務を希望します
・◯月◯日から出社可能です
というように、働き始められる日時の記載も大切です。
絶対NG!履歴書でやってはいけない3つのこと
ここまで履歴書の書き方について解説しましたが、NG行為についても押さえておきましょう。
いくら綺麗に仕上がった履歴書でも、間違った書き方が印象を悪くし、不採用に繋がってしまいます。
履歴書を書く上でやってはいけない行為は主に3つ!
それぞれしっかり確認しておきましょう。
経歴や資格を偽る
履歴書を書く上で一番のNG行為は「ウソの情報」を記入すること。
バレないと思って学歴・経歴、または資格などを偽っても、いずれ必ずバレます。
魅力的な経歴だと採用率は高まりますが、仮に採用されても虚偽がバレれば解雇されます。
履歴書には正しい情報を記入しましょう。
「特になし」や空欄が目立つ
履歴書は応募者の長所や能力を判断する大切な要素。
趣味・特技や自己PRなどはしっかり埋めて、空欄がないように気をつけましょう。
かといってウソの情報を無理やり盛り込む必要はありません。
職歴が少ない場合は担当した役割などを書き込み、できるだけ空欄を目立たせないよう工夫するといいでしょう。
履歴書の使い回し
複数の会社を受ける場合、何枚も履歴書を作成することになります。
しかし面倒だからといって履歴書を使い回すのは絶対にやめましょう。
受ける会社に合わせて志望動機や自己PRは書き換えることが大切です。
選考に落ちた場合は履歴書が返還されることもありますが、一度提出した書類は基本的に処分するようにしましょう。