工場や倉庫などで需要が高い軽作業のお仕事は、未経験者でも気軽に応募できることから人気があります。
しかし軽作業=体力がないと続けられないと考えている人も多いでしょう。
確かに男性が中心となって力仕事を行なう現場もありますが、じつは女性向きの業務もたくさんあるんです。
軽作業はこんな人にぴったり!
・コミュニケーションを取るのが苦手
・単純作業が苦ではない
・効率を考えて行動できる
軽作業は家事・育児の合間に働きたい主婦や、学業と並行して働きたい学生にもおすすめ!
さっそく仕事内容や収入、メリットなどを紹介していきます♪
軽作業の基本的なお仕事内容
軽作業とは、技術力や経験などがなくても取り組めるような、比較的簡単なお仕事のこと。
工場や倉庫など製造・物流の拠点で活躍します。
未経験者歓迎の求人が多く、決められた手順に沿った単純作業が基本です。
しかし軽作業と一口に言っても、お仕事内容はさまざま。
今回は女性向きの作業をまとめて紹介します。
それぞれの業務について詳しく見ていきましょう!
仕分け
工場や倉庫に届いた荷物を、配送先別・種類別に仕分けします。
荷物を人の目で見て一つ一つ分けていくため、集中力が求められます。
仕分けは短期の募集も多め。
年末年始などに募集がかかるなど、時期的に発生するお仕事としても人気があります。
また指定された荷物・製品を選定する作業はピッキングと呼ばれ、仕分けと使い分けられています。
検品・点検
検品や点検は主に工場勤務。
製品に汚れや破損がないかを確認し、欠陥品があれば取り除きます。
点検においては搬入された荷物の種類や数が正確か、また荷物の搬送先や品番号が一致しているかなどを確認します。
梱包
仕分けや検品が完了した製品を、袋や箱に詰めるのが梱包作業です。
搬送中の破損といったトラブルを防ぐためにも、緩衝材を詰めるなどして丁寧に梱包する必要があります。
組み立て・加工
いくつかのパーツを組み立てたり、加工を加えたりして製品の一部を作ります。
対象となる製品は小さな玩具から車両までさまざま。
工場が大きいほど組み立て・加工の部署は細かく分かれ、募集人数も多くなります。
封入・シール貼り
DM(ダイレクトメール)の封入や、商品にバーコード・値札シールなどを貼るのも軽作業の一つ。
工場で働く形態もあれば、在宅ワークとして求人を出す企業もあります。
かなり単純作業なので初心者に最適なお仕事です。
軽作業の平均収入
雇用形態 | 時給 | 月収 | 年収 |
正社員 | - | 27.5万円 | 330万円 |
契約社員 | 1,170円 | 18.7万円 | 224万円 |
パート・アルバイト | 990円 | 15.8万円 | 190万円 |
※月収や年収は1日8時間×月20日勤務の場合で算出しています
軽作業のパート・アルバイトの平均時給は990円とやや低め。
勤務先によって収入は変動しますが、ほかのお仕事と比べると正社員・契約社員の給与も低めだと言えます。
ただし働くなかで培われるスキルを活かし、業務の幅を広げて昇給を目指すことも可能です。
軽作業のメリット・デメリット
次に軽作業のメリット・デメリットを紹介していきます♪
自分に適したお仕事なのかどうか確かめるためにも、ライフスタイルと照らし合わせてみましょう。
メリット1:採用率が高い
軽作業の求人の多くは未経験者を募集しています。
比較的簡単なライン作業がほとんどなので、一から業務を覚えるのもOKです。
前職がまったく共通点のない職種であったり、社会経験がなかったりしても、軽作業においては採用されやすいと言えます。
メリット2:一人で黙々と作業できる
チーム単位で作業を行なうケースもありますが、任された業務を一人で黙々とこなすお仕事も多め。
イレギュラーが発生する可能性も低いという点もメリットです。
また接客業のようにお客様・取引先などとの関わりはほぼナシ!
コミュニケーションに自信がないという人も、必要最低限のやり取りで業務に集中できます。
メリット3:シフトに融通が利きやすい
軽作業は早朝・深夜・平日だけ・土日だけというように、さまざまな時間帯で働けるのが魅力です。
シフト自由の求人も多いため、本業がある人やフリーターにも適しています。
短時間勤務が可能な求人であれば家事や育児と両立しやすいため、主婦にもおすすめです。
デメリット1:ライン作業に飽きる
軽作業の多くはマニュアル化された単調なお仕事。
毎日同じ作業を任されるため、人によっては飽きてしまい、モチベーションを維持できない可能性も…。
デメリット2:昇給が難しい
一度配属された部署からはなかなか移動することがなく、ずっと同じ作業の繰り返しであるため、業績を残すことも困難。
そのため昇給はしづらいと言えるでしょう。
収入を増やしたいのであれば昇格を目指すか、積極的に資格を取得するなどしてアピールすることが大切です。
デメリット3:体力が必要になることもある
単純作業とはいっても、軽作業のお仕事はきちんとしたルールに則って行なわなければいけません。
ミスがないよう集中して取り組む必要があります。
立ちっぱなしの業務や荷物を運ぶ業務は体力も不可欠。
「思ったよりキツい」という体験談も少なくないため、勤務時間や仕事内容をよく確認した上で応募しましょう。
まとめ|お仕事内容の選択肢が多い!
さまざまな業務に分かれる軽作業なら、自分に合うお仕事を選べます。
社会経験がない・少ないという人や、副業として働きたい人など、幅広い層に適した職種です。
求人によっては服装・髪型・ネイル自由のものもあるため、女性にもぴったり!
軽作業が気になる人は身近な場所で求人がないか探してみるといいでしょう。