年収の壁にぶつからないように収入を調整しましょう。
年収の壁は5種類あり、「住民税」>「所得税」「配偶者控除」>「社会保険」>「配偶者特別控除」の順に年収次第で課税対象となります。
チャットレディで働く際に特に気を付けたいのが、「所得税」「配偶者控除」の壁と「社会保険」の壁になります。
それぞれの壁については後ほど詳しく説明していきます。
Q.そもそも「扶養に入る」とは?
扶養とは、夫(妻)などの納税者が身内の税金をカバーすることを言います。
納税者の負担を減らす規程のことを扶養控除といい、その中でも夫婦は「配偶者控除」「配偶者特別控除」の対象になります。
この二つの違いは入る条件と控除額です。
配偶者は一定の収入額を超えると扶養から外れてしまい、税金の負担が大きくなります。
Q.扶養から外れる条件は?
年収が130万円を超えると必ず扶養から外れないといけません。
しかし、上記にあるように扶養には年収の壁というものがあり、超えれば超えるほど課税するものが追加されていく仕組みになっています。
扶養には税法上・社会保険上の2種類があります。
Q.「税法上」と「社会保険上」とは?
「税法上」:税金にかかわるもの
「社会保険上」:健康保険や年金にかかわるもの
特に税法上は扶養に入ったままでチャットレディなどの副業をしたい場合、大事になってきます。
Q.なぜ税法上が大事なの?
税金にかかわる扶養のため、確定申告が関わっているからです。
確定申告対象者なら、申告をしないといけません。
もし申告を無視した場合、働いていることがバレたり、扶養から外れたり、納税額が追加で多く払うことになったりなどデメリットが多いので注意しましょう。
▶関連記事:チャットレディは確定申告、必要?
Q.扶養控除で意識することは?
まずは自身の年収がどれくらいなのか把握することです。
年収の壁(5種類)は年収によって違い、
①100万円を超えると「住民税」
②103万円を超えると「住民税」+「所得税・配偶者控除」
③106・130万円を超えると「住民税・所得税・配偶者控除」+「社会保険」
というような課税内容になり、年収130万円越えは扶養から外れます。
また「所得税」は確定申告に大きく関わります。
Q.年収100万円の壁とは?
年収100万円は「住民税」に関係する壁になります。
年収100万円以上:都道府県、市町村に「住民税」を支払いましょう。
ただし、お住まいの都道府県や市町村によっては非課税の金額が異なるので一度確認しましょう。
Q.年収103万の壁とは?
年収103万円は「所得税」に関係する壁になります。
年収103万円以上:「所得税」の負担が発生します。
年収103万円以下:「所得税」の負担なし。配偶者控除が受けられる場合があります。
Q.年収106万円の壁とは?
年収106万円は「社会保険」に関係する壁になります。
年収106万以上:「所得税」の負担あり。また次の対象者は「社会保険」に加入する必要があります。
【対象者】
・週の所定労働時間が20時間以上
・月額賃金が8.8万円以上
・2ヵ月を超える雇用の見込みがある
・学生ではない
Q.年収130万円の壁とは?
年収130万円の壁は106万円の壁と同じで「社会保険」に関係する壁です。
106万円の壁とは違い、年収130万円以上になると、必ず扶養から外され、社会保険に加入しなければなりません。
Q.チャットレディとして働く主婦はどの壁に気を付けるべき?
一番は超えてしまうと扶養から外れてしまうため年収130万円は超えないように注意しましょう。
確定申告が不安な人は103万円の壁を超えないようにしましょう。
Q.チャットレディが扶養に入ったままで働くには?
・年収○○の壁を超えないか考えながらシフト調整する
・経費を利用する
扶養から外れたくない人は経費を利用しながら所得の調整をしましょう。