remote_secretaryリモートワークが一般的になっている現在、女性を中心に人気を集めているのが在宅秘書(オンライン秘書)です。
秘書といえば上司に付き添ってお仕事をサポートするイメージはありませんか?
しかし秘書業務はパソコンがあれば自宅でもできるんです!
在宅秘書はこんな人にぴったり!
・秘書としての実務経験がある
・語学力を活かせるような在宅ワークを探している
・ビジネスマナーが身についている
過去に秘書として働いていた人や、事務作業に慣れている人は挑戦する価値アリ♪
今回は在宅秘書の働き方やお給料、そしてメリット・デメリットをご紹介していきます。
在宅秘書とは
秘書は主に担当上司の業務のサポートを行ないます。
男性より女性の働き手が多いのは、細かい気遣いや心配りが求められるためです。
本来であれば共に出社して働きますが、最近では在宅秘書の求人も増えてきました。
- 子育てで離脱する秘書を会社に確保しておきたい
- 人件費削減のために必要作業のみ外注したい
- オフィスがない/狭いためリモートスタッフを求めている
こうした企業側のニーズによって、自宅で秘書業務を行なえる人材に注目が集まっています。
基本的なお仕事内容
在宅秘書は一般的な秘書と同じような業務を行ないます。
担当上司の職種・役職によって仕事内容は変動しますが、基本的には以下のような業務を任されます。
◆メール・電話対応
・顧客(取り引き先等)からの問い合わせ対応
◆スケジュール管理
・上司の出張(宿泊先・交通手段)の手配
・会議や会食のセッティング
◆資料・書類作成
・プレスリリースや会議などに必要な資料の作成
・上司が作成した文書の推敲
・お礼状やご案内の作成
◆その他
・請求書や領収書の発行、管理
・SNSの代理投稿
自宅で働くため来客対応などは行ないませんが、場合によっては出社や取り引き先への訪問が必要になることも。
在宅といっても雇用形態によって待遇・業務内容は異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
研修時には出社の必要アリ?
在宅秘書は経験者が優遇される傾向があります。
しかし未経験であっても研修制度が充実していれば安心です。
オンライン研修も可能ではありますが、秘書の仕事は多岐にわたるため、出社して研修を受けることも珍しくありません。
研修の有無は企業や業務内容によって異なります。
求人情報に研修に関する記載がない場合は、企業に問い合わせてみましょう。
在宅秘書の平均収入
雇用形態 | 時給 | 月収 | 年収 |
正社員 | - | 28万円 | 335万円 |
派遣社員 | 1,300円 | 20.8万円 | 250万円 |
パート・アルバイト | 1,100円 | 17.6万円 | 211万円 |
※月収や年収は1日8時間×月20日勤務の場合で算出しています
在宅勤務が可能な職種はたくさんありますが、なかでも在宅秘書は高時給!
短時間勤務であってもまとまった収入が期待できます。
業務委託(外注)など直接雇用ではなくても、基本的に時給制です。
クラウドソーシングでは難易度が低めの業務を担当する在宅秘書の募集も見つかるため、初心者は業務委託を検討してみてもいいでしょう。
在宅秘書のメリット・デメリット
秘書業務を自宅で行なうことには、以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。
メリット
・時間の融通が利きやすい
・出勤型よりも業務内容が少なめ
デメリット
・未経験者は採用されにくい
・早朝や夜中の対応が必要になることもある
具体的にどういったメリット・デメリットなのかを確認してみましょう。
メリット1:時間の融通が利きやすい
在宅秘書は1日数時間からでも働けます。
中抜けした日は夜に稼働調整するなどフレキシブルな対応も可能!
任された仕事をしっかり遂行できる能力があれば、高待遇な条件下で働ける点が魅力的です。
メリット2:出勤型よりも業務内容が少なめ
自宅で対応できる業務には限界があるため、出勤型の秘書に比べて任される業務は少ないといえます。
たとえば会社直通の電話を取るわけではないため、電話対応があったとしてもかなり少なめです。
また掃除などの雑務もなく、基本業務は上司や取り引き先の対応や書類作成のみ♪
出勤型よりも負担は少ないといえるでしょう。
デメリット1:未経験者は採用されにくい
未経験者歓迎の求人情報も少なくはありませんが、リモートで働く上では作業効率や理解力が求められるため、やはり経験者は優遇されます。
実務経験10年以上とハードル高めの募集要項もあるため、未経験者にとっては挑戦しにくい職種です。
未経験からステップアップする手段としては、クラウドソーシングを利用する方法があります。
デメリット2:早朝や夜中の対応が必要になることもある
1日数時間の勤務が可能とはいえ、上司の稼働時間がズレたり、緊急の問い合わせが発生したりすると、時間を問わずに対応しなければいけません。
日中いつでも連絡が取れるような環境でなければ在宅秘書は難しいといえます。
まとめ|ビジネスマナースキルを活かしたい人におすすめ
秘書業務は情報処理能力やタスク管理能力のほか、丁寧なビジネスマナーが必須。
接客のような「対お客様」ではなく、あくまでも「対取り引き先/上司」のマナーが必要です。
過去の経験・スキルを活かせる職種なので、ブランクがあったとしても挑戦する価値はあります。
結婚や出産を機に秘書を辞めてしまったという人は、在宅秘書のお仕事を考えてみてはいかがでしょうか。