子どもが発熱でまた仕事を早退…。働くママが直面する呼び出し問題

仕事と育児の両立で悩む時
私は7歳と5歳の男の子がいる主婦で、現在は一般事務(正社員)として働いています。
上の子が1歳半のときに下の子が生まれ、保育園に入れるまでは自宅保育をしていました。

二人とも保育園に通えることになって再就職を目指し、3年以上ぶりに社会復帰できたんですが、ここで子どもの体調不良による呼び出し地獄が…。

今は体調を崩すことも少なくなりましたが、当時はとにかく「あぁまた呼び出しか」という気持ちでいっぱいだったんです。
そのときの体験を綴っていきます。

朝は元気だったのにナゼ?発熱の呼び出しが増えてストレス

子供の発熱、保育園からの呼び出し

私は以前も中小企業の事務をしていたんですが、妊娠を機に退職しました。
上の子は保育園に落ちてしまったので、自宅保育でした。

そして下の子を妊娠・出産し、必死に保活した結果、別々ではありますが二人とも保育園が決まりました。

再就職が決まって「頑張ろう!」と意気込んだものの、働き始めて1週間後に初めての呼び出し。
そして長男が発熱した翌日に次男というように、多くて週に1回は保育園から連絡が来るようになったんです。

当時は長男が2歳半、次男が1歳。
小さい子の感染症・発熱は仕方ないと感じていましたし、覚悟もありました。
もちろん会社にもしっかり伝えていましたが、さすがに呼び出しの回数が多くて…。

「朝は平熱で元気よく保育園に行ったのに」と何度も落ち込みました。
そして会社にも申し訳なく、保育園からの連絡が重なるたび肩身が狭くなる思いでした。

復職して感じた「ママ」の現実

母親は外で働くべきではないのか

私は専業主婦として過ごすより、外に出て働きたい思いが強く、子ども二人の保育園が決まってすぐに就活しました。
そして採用をもらえたのが現在の会社です。

子持ちで働いている女性はたくさん居ますよね。
私の場合は夫も両親も協力的だったので、再就職を希望したとき快く送り出してくれました。
子どもを預けられる環境が見つかりさえすれば、問題なく働けると思っていたんです。

でもやっぱり、子育てしながら働くということは大変でした。

理解があるとはいえ気まずい&申し訳ない

私が就職できた会社は主婦が多く、子育てへの理解もあるように感じます。
先輩や同僚も気を遣ってくれますが、それでも子どもの体調不良で早退するたび申し訳なく思っていました。

私以外の子持ちの方はお子さんが小学生以上で、学校から呼び出されることも稀。
そのなかで私だけ頻繁に早退していたので、余計に気まずくて…。

夫も両親も公務員で早退が難しく、どうしても私が対応せざるを得ませんでした。
ワンオペ育児ではなかったのですが「なんで私ばっかり」と感じていました。

正論だろうけど心無い言葉も

呼び出しがあって早退した翌日は、同じ部署の方々や上司に謝って回ります。
そのときに一人の上司から「まわりの迷惑も考えて」と言われたことがありました。

確かに度重なる早退で迷惑をかけています。
自分に任された仕事を他の方に巻き取ってもらうわけですから、本当に申し訳なく思っていました。

でも正論であろうが、自覚していようが、投げられた一言がとてもショックでした。

働きに出ず自宅保育をしていた方が良かったんだろうか。
このまま迷惑をかけるなら早めに辞めた方が良いんだろうか。
と、本気で思いました。

なかなか結果を残せない

妊娠・出産前に事務経験があり、再就職が決まったときは前職でのスキルを活かせると意気込んでいました。

しかし早退が多いと必然的に働く時間が減り、作業を途中で他の人に任せることも多くなってしまいます。
つまり自分の実績を残しにくくなったんです。

評価されることもなく、頑張ろうと必死になってもまた呼び出し。
何も上手くいかなくて、気持ちはぐちゃぐちゃでした。

家族と職場の理解は必要不可欠

家族と職場からの理解を得たい

保育園からの呼び出しが減ったのは、長男が3歳半、次男が2歳を超えた頃。
1年間は頻繁に連絡があったのですが、徐々に体調を崩すことも減り、私の早退も多くて月に1回程度になりました。

呼び出しが多かった1年間はずっと苦しくて、つらいものでした。
でもそれでも頑張れたのは、家族や職場のサポートあってこそです。

夫は日中の仕事を抜けられないことに対してすごく負い目を感じていて、家に居る時間は積極的に家事・育児をしてくれました。

職場では私を良く思わない人も居たでしょうが、先輩ママたちは親身になって声をかけてくれました。
「働くお母さんなら誰でもぶち当たる壁だから、思いつめないでいいよ」
「子育てが簡単じゃないのは分かってるから、困ったら相談してね」

こうした言葉に何度も何度も救われました。

そして一番は子どもへの愛。
可愛くて可愛くて、子どものために頑張れたと思います。

できる範囲でできることを!

息子たちの体調が安定するまでの間、何度も呼び出しを受けて早退していましたが、現在ではほぼ普通に働けています。
当時はいっぱいいっぱいで、子育ても仕事も余裕がなかったように感じます。

早退が重なるなかで私が意識していたのは、

  • 仕事の進捗は細かく報告する
  • できるだけ仕事を残さないよう取り組む
  • 日々子どもの体調管理を徹底する

など、言ってしまえば当たり前のことばかり。

でもできる範囲のことを精一杯やっていれば、周りも助けてくれます。
甘えるわけではありませんが、頼ることも必要なんだと今は思います。

子どもが2歳を超えるまでは体調不良などが多くなるはずです。
私と同じように、仕事中の呼び出しがストレスになるママもきっと多いでしょう。

状況に甘んじて手を抜かなければ、自分の責任を果たす努力をすれば、十分だと私は思います。
今はファミリーサポートも増えていますしね。
子育てって大変ですが、頑張っていきましょう!

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