ファッションの一部であるネイル。指先が華やかになり、女性らしさを象徴するネイルが大好きな人も多いですよね。
好きを活かして「私もお仕事としてできないかな?」と、ネイリストに興味を持つ女性も少なくないようです。
ネイリストはこんな人にぴったり!
・ネイルが大好き
・細かな作業や絵を描くことが得意
・人とコミュニケーションをとるのが好き
今回はネイリストになるために資格は必要なのか、お仕事内容、収入面、メリットデメリットすべて解説していきます。
ネイリストになるために必要な資格は?
ネイリストは美容師・理容師のように国家資格は存在せず、いわゆる無資格でも問題ありません。
しかしお客さんの要望に応えたり、お客さん好みのデザインを提案したりするには高い技術や経験が必要になります。
そのためネイリストになるには美容学校やネイルスクールに通ったり、サロンで見習いとして働きながら技術を習得していくという方法があります。
ネイリストには以下の民間資格があり、ネイルサロンの採用基準に組みこまれている場合も。
・ネイリスト技能検定試験(3級~1級)
・JNAジェルネイル技能検定試験(初級~上級)
通信教育で勉強し、検定試験を受けるという手段もありますが、実技試験をクリアするために必要なネイル技術まで完全に習得するのは少々難しいようです。
その場合はネイルスクールの短期集中講座などを受講して対策をとるようにしましょう。
ネイリストの基本的なお仕事内容
ネイリストはお客様の指先を美しく整えるのがお仕事。
爪の形を整えたり甘皮を処理する「ネイルケア」、爪にチップやマニキュアで装飾を施す「ネイルアート」、ネイルして伸びたり痛んだ爪を修復する「リペアー」がネイリストの主な仕事内容です。
ネイリストはお客さんの好みや要望に応えるために、コミュニケーション能力や洞察力も求められます。
経験を積めば独立し、サロン経営も可能。
ネイルサロンはちょっとしたスペースがあれば運営可能であるため、自宅でサロン開く人も多いんですよ。
ネイリストの平均収入
雇用形態 | 時給 | 月収 | 年収 |
正社員 | - | 22万円 | 264万円 |
パート・アルバイト | 1,200円 | 19.2万円 | 230.4万円 |
月収や年収は1日8時間×月20日勤務の場合で算出しています
ネイリストのお給料は経験の有無や雇用形態によって異なります。
未経験のパート・アルバイトでは時給が900~1,000円程で、経験者になるとパートでも時給が3,000円になる所も。
固定給に加えて、お客さんからの指名料によってお給料に加算される歩合制を導入しているサロンもあるので、より高収入を目指したい人は先にチェックしておいたほうが良いですね。
ネイリストのメリット・デメリット
ネイリストとして働く上で考えられるメリット・デメリットをまとめています。
メリット1:自由なファッションで働ける
社会に出て働きだすと、服装や髪形、ネイルなど自由のない所も多いですが、ネイリストは
基本的に自由なファッションで働け、髪の毛の色やネイル、カラコンなども制限がなく好きにオシャレできます。
メリット2:手に職がつけられる
ネイル技術を習得することで、手に職がつけられます。
出産後や育児が落ち着いた後に社会復帰を考える場合、手に職があればお仕事が決まりやすくなります。
メリット3:技術の上達が目に見えるのでモチベーションが維持しやすい
ネイル技術の進歩は目に見えて分かりやすいです。
お客さんに喜んでもらうために、ネイル技術を向上させようと努力することがネイリストには欠かせません。
努力を自分の肌で感じる事ができるので、ネイリストはモチベーションが維持しやすいお仕事と言えます。
メリット4:独立が可能
ネイリストとして一人前に働く事ができれば、独立して自分の店を持つことも可能。
ネイルサロンは美容室やエステサロンのように広いスペースがなくてもできてしまうため、自宅の一室や空間を利用してサロンをオープンさせる人も多いのです。
ネイルサロンは美容系の職種の中でも開業資金がかからないため、独立のハードルも低いと言えます。
デメリット1:土日の休暇が取りにくい
ネイルサロンのようなサービス業は、基本的に土日は忙しくお休みが取りにくいです。
お仕事のお休みを利用してサロンに足を運ぶ人も多いため、ネイリストの休日は平日である所がほとんど。
お店の雇用形態によっては、シフト調整で土日休みが可能な場合もあるようです。気になる人は始めにチェックしておきましょう。
また独立して自分のサロンが持てれば、好きな時間に休みをとることもできます。
デメリット2:肉体的な負担
ネイリストは座ってできるお仕事なので、一見ラクそうに見えて実は肉体的な負担もあります。
ずっと同じ姿勢で細かい作業をするので、肩こりや腰痛、目の使いすぎによる眼精疲労もネイリストは起こしやすいです。
これらの症状はネイリストになって始めの数ヶ月に現れやすく、慣れるまで辛抱しなくてはならないかもしれません。
デメリット3:女性の職場ならではのいざこざも?
ネイルサロンで働くのはほとんど女性。
そのため部活の様な感覚で楽しく働けるという人も多いですが、中には女性の職場ならではのいざこざに悩む人もいるようです。
デメリット4:人見知りにはキツイ?
ネイルサロンには日々いろんなタイプのお客さんが来店します。
施術はお客さんとの距離が近いというのもあり、会話も生まれやすいです。コミュニケーションが得意な人であれば楽しくお仕事できますが、元々人見知りで会話があまり得でない人はキツイかもしれません。
まとめ|ネイリストは特別な資格いらずで手に職がつく!
ネイリストは国家資格が必要な職業ではないため、ネイリストになるために専門学校に通う必要がなく「何か手に職がほしいな」「専門学校に通う時間もお金もない・・」という人でも目指しやすい職種です。
ネイルサロンの求人では「ネイリスト技能検定」という民間資格を持っている事を採用の基準にしている所が多く、ネイルスクールや通信教育でネイルを学び、資格取得をした方が就職に役立ちます。
ネイル技術を習得すれば独立も可能であるため、ネイリストは夢が広がるお仕事といえるでしょう。