ヘアメイクアーティストはブライダル業界や雑誌、テレビなど、あらゆるシーンで活躍する存在です。
一般的には美容室やヘアメイク専門店へ就職しますが、独立して自宅などでお仕事を始める人も居ます。
ヘアメイクはこんな人にぴったり!
・美容やファッションに興味、関心がある
・自分や人の髪をアレンジするのが好き
・柔軟な対応ができる
ヘアメイクアーティストは美容師と違って国家資格が要りません。
しかし未経験からスタートすることは簡単とは言えず、技術力が求められます。
この記事ではヘアメイクアーティストになる方法や仕事内容、お給料などをまとめて紹介していきます♪
美容に興味がある人にぴったりなお仕事なので、ぜひご覧ください。
ヘアメイクアーティストになるために必要な資格は?
国家資格がなければ働けない美容師と違い、ヘアメイクアーティストは無資格でも就職できます。
アルバイト・パートが募集されることも珍しくありません。
ただし技術力の証明として民間資格が有効です。
・JMA日本メイクアップ技術検定試験(3~1級)
・IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
現在は専用のテキストなどが市販されているため、独学でヘアメイクを学ぶことは可能です。
しかし技術力を高めるには独学だと限界があるため、スクールに通いながらヘアメイクのアシスタントとして働く方法が一般的だと言えます。
ヘアメイクアーティストの基本的なお仕事内容
ヘアメイクアーティストは美容師のようにカットやカラー、パーマなどの施術はできません。
主に髪のセット・アレンジを担当します。
ただし働く場所によってはヘアメイクに限らず、フェイスメイクや着付けなどを担当することも。
未経験ですぐデビューできるわけではなく、基本はアシスタントとして経験を積みます。
ヘアメイクアーティストはコテを使って髪を巻くなど、技術力が問われるお仕事です。
顧客の要望に応えるためにコミュニケーションをとりながら施術を行なうため、細かい作業を進める集中力も欠かせません。
ヘアメイクアーティストの平均収入
雇用形態 | 時給 | 月収 | 年収 |
正社員 | - | 28.3万円 | 340万円 |
派遣社員 | 1,370円 | 21.9万円 | 263万円 |
パート・アルバイト | 975円 | 15.6万円 | 187万円 |
※月収や年収は1日8時間×月20日勤務の場合で算出しています
ヘアメイクアーティストのパート・アルバイトの時給はやや低め。
パターン化されたヘアセットを担当したり、助手として施術をサポートしたりすることが多いため、初心者には最適です。
派遣社員は時給がぐんと上がります。
成人式や卒業式、結婚式などのイベント時に求められることが多く、そのまま採用されるケースも。
正社員の平均年収は340万円ですが、雑誌やテレビのヘアメイクを担当できればさらに高収入が期待できます。
ヘアメイクアーティストのメリット・デメリット
ヘアメイクアーティストとして働くメリット・デメリットをチェックし、職探しの参考にしてみましょう。
メリット1:好きなことを仕事にできる
ヘアメイクが好きだからこそ仕事を楽しめます。
流行りのアレンジだけでなく、自分ならではのヘアメイクを喜んでもらえるため、やりがいを感じられるのも魅力です。
メリット2:身についたスキルが評価される
ヘアメイクは知識よりも技術力が評価されます。
顧客の希望通りのアレンジができるか、高度なセットができるかがスキルアップに繋がります。
顧客がつけば独立も可能。
またファッション業界で活躍する道も開けます。
メリット3:いろいろな出会いがある
美容室やヘアメイクスタジオで働く場合、幅広い年齢層のお客さんを相手にすることになります。
また雑誌やテレビの出演者のヘアメイクをする場合、カメラマンやスタイリストとのコミュニケーションも大切です。
多くの出会いは自分の財産になります。
人と関われる仕事がしたい人にぴったりです。
デメリット1:少しのミスがクレームに繋がる
自分では満足できる仕上がりでも、顧客のイメージと違うとクレームを受ける可能性があります。
ヘアメイクは結婚式や卒業式などのイベント事で利用されることが多いため、記念日のヘアスタイルを任される責任は軽くありません。
些細なミスは信頼を失う要因に。
コテやアイロンで怪我をさせないよう、細心の注意を払いつつクオリティの高い施術を行わなければいけません。
デメリット2:働く時間が不規則になりやすい
契約社員や正社員の場合、場合によっては夜間・早朝に仕事が入ることがあります。
まとまった休みが取りづらく、出勤が不規則になるケースもあるでしょう。
シフト制の職場もありますが、希望の時間帯だけ働きたい人や、土日の出勤が難しい人などは求人情報をしっかり確認する必要があります。
デメリット3:コミュニケーション能力がないとつらい
ヘアメイクは技術職ですが、顧客や関係者とのコミュニケーションは欠かせません。
相手の意思を汲み取れなければ失敗を招く恐れがあります。
施術に集中することも大切ですが、口下手だと困ることもあるでしょう。
まとめ|未経験から挑戦しやすい技術職!
国家資格が必要ないヘアメイクアーティスト。
子育て中・専業主婦なども独学で技術を学べるため、技術職ではありますが未経験でも始められるお仕事です。
パートやアルバイトは時給が低い点がネックですが、技術が身につけば就職・再就職に有利。
また働きながら通えるスクールもあるため、転職を考えている人にも最適です。