美容師のお仕事内容や給与を解説!働くためには資格必須?

美容師のお仕事内容を解説
いくつかある美容業の中でも人気の美容師。
美容師になるには国家資格が必要で、大人になってから美容師資格をとる人も珍しくないんですよ。

美容師はこんな人にぴったり!
・美容が好きで美に関するお仕事がしたい
・人とコミュニケーションをとるのが好き
・将来は独立も視野に入れている

今回は美容師のお仕事内容や平均収入、このお仕事におけるメリット・デメリットを解説していきます!

美容師になるために必要な資格は?

美容師は国家資格であるため、働くためには以下の資格が必須です。

美容師国家資格

美容師の国家試験を受けるには、厚生労働大臣が指定する美容学校で必要課程を修了し、受験資格を得る必要があり、合格すれば美容師国家資格が与えられます。

美容学校の通学スタイルは昼間コース・夜間コース両方を用意している所が多く、通学以外には通信コースで授業を受けられる学校もあります。

「日中は働いているから夜間コースに通う」
「通信コースで家事や育児の合間に勉強する」

など自分のライフスタイルに合わせて学校に通えるので、大人になってから美容師を目指す人も少なくないんです♪

しかし資格をとってすぐにお客様の髪の毛をカットできるわけではありません。

美容師はスタイリストアシスタントに大きく分けられ、美容師になって始めの数年はアシスタントとしてスタイリストのサポート役に回り、美容師としての技術を高めながら一人前の美容師を目指します。

美容師の基本的なお仕事内容

美容師のお仕事内容
美容師の主なお仕事内容は、美容室に来店したお客様のヘアカットやヘアカラー、パーマ、シャンプー・ブロー、ヘアセットなど、髪の毛のお手入れ全般です。

これら基本的な業務の他に、トータルビューティーをコンセプトにしている美容室であればメイクやネイル、マツエク、ヘッドスパなどのメニューをこなす所もあります。

アシスタントのお仕事

美容師になって始めの数年はアシスタントからのスタートとなります。
美容学校はあくまで国家試験を合格するために特化した機関であるため、お客様の要望するヘアスタイルを実現するためは実務経験が必須です。

アシスタントの役割は、主にスタイリストのサポート業務。なかにはレセプションを兼任する場合もあります。
お仕事内容は、清掃を始めシャンプー・ブロー、ヘアカラーやパーマ、ヘアカットのアシストをしながら技術を学び、徐々に一人前の美容師としてステップアップしていきます。

スタイリストのお仕事

美容師はお客様のヘアカットができるようになって初めてスタイリストとして認められます。

スタイリストは、お客様がどんなヘアスタイルを望んでいるかカウンセリング・提案をし、ヘアカットやヘアカラー、パーマなどの施術を行なうのが主なお仕事です。

お店の規模よっては通常業務に加えて、レセプションや清掃も行います。
またアシスタントの指導・教育もスタイリストのお仕事内容に含まれます。

美容師の平均収入

美容師の平均収入

雇用形態(アシスタント) 時給 月収 年収
正社員 18万円 216万円
パート・アルバイト 1,000円 16万円 192万円
雇用形態(スタイリスト) 時給 月収 年収
正社員 28万円 336万円
パート・アルバイト 1,500円 24万円 288万円

※月収や年収は1日8時間×月20日勤務の場合で算出しています

美容師の給料=安いというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
実際美容師のお給料は国家資格の中でも最低ランクに位置し、アシスタント正社員の平均月収は18万円程ですが、お店によっては10~13万程である場合もあります。

スタイリストになると、多くのお店が導入しているのが「固定給」+「歩合制」という給料システム。
歩合制と基本的に指名料を指し、お客様からどれだけ指名を貰ったかで歩合給が変わります。

人気スタイリストであれば、月収が60~70万円以上と一般的なOLと比較して高収入を得られる人もいます。

美容師のメリット・デメリット

美容師のメリット・デメリット
美容師として働くメリット・デメリットをチェックしていきましょう♪

メリット1:美的感覚が高まり、オシャレになる

美容師ってオシャレな人が多いですよね。
人をキレイにするお仕事なので、美容師として働いているうちに美的感覚も高まってきます。

またサロン仕様のシャンプーやスタイリング剤がスタッフ割で購入出来たり、ヘアスタイルのチェンジも本来の施術価格より安く行えるというメリットも!
最新のヘアカラーやヘアカットを真っ先に実践でき、オシャレになれます。

メリット2:出会いも多く、美容技術だけでなく人間性も磨かれる

美容師は職場のスタッフだけでなく、日々いろんなお客様と接するお仕事なので、一般的なお仕事に比べて出会いが多めです。
沢山の人と関わる事で人間性も磨かれ、美容技術だけでなく人としてのトータル的な成長にも繋がります。

メリット3:ブランクがあっても働きやすい

美容の求人は正社員だけでなく、アルバイトやパートの募集も多く見られます。
なかには妊娠や出産で美容師業を退き、落ち着いてからパートとして働く人も珍しくありません。

美容師の資格は一生もので、たとえブランクがあっても復帰しやすいというメリットがあります。

メリット4:将来は独立も夢ではない

美容師の経験を積めば自分で店を持ち独立することも夢ではありません。
将来的には現場だけでなく、経営者として美容業に携わることも可能です。

デメリット1:一人前になるまで忍耐が必要

上でも触れていますが、美容師は資格をとればすぐにヘアカットができるスタイリストになれるわけではなく、アシスタントとして修業する期間があります。
アシスタントの期間はその人の努力次第やお店の基準によって異なり、スタイリストとして認められるまでに1年~数年かかるため、一人前になるまでには忍耐も必要です。

デメリット2:接客が苦手な人は大変かも

美容師のお仕事はただお客様の髪のお手入れをするわけではなく、お客様の要望を細かく伺ったり、施術中も会話をしたりしてコミュニケーションをとっていきます。

日々色々なタイプのお客様を相手にするので、接客がそもそも苦手な人には大変なお仕事になるかもしれません。

デメリット3:意外と肉体労働

華やかなイメージのある美容師ですが、見た目とは裏腹に肉体労働です。
美容師のお仕事は基本的に立ち仕事でありながら勤務時間も長く、営業終了後は技術の練習や指導が入ることもあるため、体力に自信がない人は厳しいかもしれません。

しかしアルバイトやパートであれば、無理のない勤務時間で働ける所もあります。

まとめ|スタイリストになるまでが大変だけど、やりがいのあるお仕事!

美容師は国家資格が必要なお仕事。しかしヘアカットなど本格的にお客さんを施術するためにはアシスタントの下積み期間を経て、スタイリストに昇格する必要があります。

一人前になるまで努力が必要ですが、技術が上達したり、お客さんと上手くコミュニケーションがとれるようになったりと、頑張りが目に見えるので非常にやりがいのあるお仕事です。

美容師に興味がある人は、美容学校のパンフレットを取り寄せてみる事から始めてみましょう♪

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