突然ですが、ゲームテスターというお仕事を知っていますか?
普段からよくゲームをしている人なら聞き覚えがあるかもしれません。
実はゲームテスターは人気が高く、求人数がだんだん増えている職種でもあるんです♪
ゲームテスターはこんな人にぴったり!
・スマホゲームやテレビゲームなどが好き
・コツコツ地道な作業が苦ではない
・好奇心が旺盛
最新のゲームを誰よりも早く試せるチャンス!
どんなお仕事なのか気になった方はぜひ最後までご覧ください。
ゲームテスターの基本的なお仕事内容
1つのゲームはイラストレーターやプログラマー、音楽クリエイターなどが関わって作り上げますが、形になったゲームには必ずと言っていいほど不具合があるもの。
そして不具合解消に欠かせない存在こそがゲームテスター(デバッガー)です!
ゲームの品質向上に関わる重要な役割を担っています。
では具体的にどのようなお仕事なのか、主な業務について紹介していきます♪
仕様チェック
ゲームは開発時に細かい仕様(構造・ルール)が決められています。
ゲームテスターは実際にゲームをプレイしてみて、仕様通りに動くか、画面レイアウトは乱れていないかなどをチェックします。
不具合は思わぬところで発見されることもあるため、普通ならば行なわないであろう操作を試してみる発想力も必要です。
不具合の報告
発見したバグはプログラマーなどに報告し、修正してもらいます。
そのためには報告書を作成しなければいけません。
「△△したあとで◯◯すると画面がフリーズする」
「◇◇のポップアップが消えない」
「ミッション達成時に流れるはずの音楽が鳴らない」
など、仕様と異なる動作について細かく説明する必要があります。
修正後は再び仕様チェックを行ない、徐々に不具合を減らしていき、最終的な基準をクリアしたゲームが発売されます。
リリース後のバグチェック
スマホゲームだと、新しい機能を追加したり、開発時に見つからなかったバグを修正したりする定期的なメンテナンス・バージョンアップが行なわれます。
その際にも仕様チェックや不具合報告が必要です。
ゲームリリース後もメンテナンス等に関われるため、ゲーム好きにぴったりな職種だと言えますね♪
ゲームテスターの平均収入
ゲームテスターの平均給与は以下の通りです。
雇用形態 | 時給 | 月収 | 年収 |
正社員 | - | 27万円 | 324万円 |
契約社員 | 1,560円 | 25万円 | 300万円 |
パート・アルバイト | 1,200円 | 19.2万円 | 228万円 |
※月収や年収は1日8時間×月20日勤務の場合で算出しています
「あれ?意外と少ない?」と感じるかもしれませんが、ゲーム制作を担うプログラマーやディレクターに比べると、ゲームテスターはどうしても給与が低めになってしまいます。
しかし仕事が評価されれば昇給しやすい業種でもあります!
正社員だと高ければ年収500万超えも可能です。
またパート・アルバイトの時給は高めで、20~30代の男女を中心に人気があるお仕事です♪
ゲームテスターのメリット・デメリット
ゲーム好きにはたまらない環境で働けるのが魅力ですが、実際にゲームテスターとして働くとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット1:人気のゲームに関われる
発売前のゲームはもちろん、すでに人気となっているゲームに関わる機会もあります。
自分がテストしたゲームが世に出ることで達成感も得られますし、ゲームが好きな人には天職とも言えるお仕事です。
リリース後のチェック業務は短期で募集されるケースが多いのですが、能力が認められれば長期継続・契約社員雇用も目指せます。
メリット2:昇給のチャンスが多い
ゲーム制作を含めたIT業界では高時給が期待できます。
実際にゲームをプレイしながら動作確認を行なうお仕事は初心者でも可能ですし、業界の知識が乏しい人であってもゲームテスターのお仕事を始められます。
そして仕事ぶりが評価されれば時給アップのチャンス!
不具合を見つけるのが上手い人はとくに有利♪
集中して作業に取り組み、ゲームの品質向上に貢献することが大切です。
メリット3:品質管理のスキルが身につく
ゲーム業界に限らず、発売前のソフトウェア・ハードウェアの仕様確認は重要です。
例えばカーナビやスマートフォン、またはテレビなどのデジタル家電もその1つ。
仕様通りに動くか?ユーザーにとって使い勝手がいいか?といった項目を丁寧にテストすることは、商品の品質向上に欠かせません。
ゲームテスターの経験は品質管理のスキルとして身につき、さまざまな業界で役立ちます。
テスト業務のプロになるのも夢じゃありません♪
デメリット1:ゲームで遊べるわけではない
「仕事でゲームを試せる!」という憧れからゲームテスターを目指す人もいますが、実際の業務はとても地道なもの。
テストする内容はあらかじめ決められているため、自由に遊べるわけではありません。
「◯◯を選択したときの表示をすべて確認する」「アプリのON/OFを繰り返す」など、単純な作業を黙々と繰り返すことも当たり前です。
そして不具合修正のたびにまた同じ作業が発生するので、飽き性の人にはあまり向かないお仕事とも言えるでしょう。
デメリット2:高い集中力が必要
ゲームに不具合があるとユーザー離れの原因になるほか、メーカー・企業の信頼度にも関わってきます。
万全の状態でリリースするには、開発時でしっかりと不具合をなくすことが大切です。
そのためゲームテスターには丁寧なテストが求められます。
1つの不具合も見逃さないよう、集中して作業に取り組まなければいけません。
テスト内容は単純なものが多いのですが、適当にプレイすることは絶対NG!
自身の評価にも関わるので責任感を持ってお仕事しましょう。
デメリット3:納期が近いとかなり忙しい
試作1のテスト→不具合修正→試作2のテスト→不具合修正というような作業を繰り返し、最終的に完成版が作られるのですが、テスト期間の納期前は忙しくなるケースがほとんどです。
ゲームの開発には長い時間がかかります。
しかしリリースまでのスケジュールは決められているため、遅れがないよう作業を進める必要があるのです。
納期が近付くと残業が発生する可能性もあるため、そういった点も求人情報でしっかり確認しましょう。
まとめ|「ゲームが好き」という動機で挑戦できるお仕事
ゲームテスターのお仕事は想像より地味かもしれません。
またゲームで遊ぶという感覚ではなく、動作を細かく確認する途方も無い作業でもあります。
しかし「ゲーム好き」だからこそ始められるお仕事に違いありません。
一般ユーザーと同じ目線になれる人材は必要不可欠です。
愛されるゲームを作り上げるためにも、ゲームテスターの存在が役立ちます。
スマホゲームがどんどん増えてきている今、ゲームテスターの求人もどんどん増えてきているため、興味がある人はぜひ身近な企業をチェックしてみるといいですよ。